埼玉新聞

 

びっくり“キウイとサーモンののり巻き”中3開発のレシピが最優秀賞!キウイ特産の上尾市でコンクール

  • 最優秀賞を受賞した「キウイとサーモンののり巻き」(市提供)

    最優秀賞を受賞した「キウイとサーモンののり巻き」(市提供)

  • 畠山稔上尾市長から最優秀賞、優秀賞、上尾キウイフルーツ研究会賞を受賞し賞状と副賞を手渡された3人の中学生(市提供)

    畠山稔上尾市長から最優秀賞、優秀賞、上尾キウイフルーツ研究会賞を受賞し賞状と副賞を手渡された3人の中学生(市提供)

  • 最優秀賞を受賞した「キウイとサーモンののり巻き」(市提供)
  • 畠山稔上尾市長から最優秀賞、優秀賞、上尾キウイフルーツ研究会賞を受賞し賞状と副賞を手渡された3人の中学生(市提供)

 上尾市は、市内中学生を対象に特産のキウイフルーツを活用した健康レシピコンクールを開催した。昨年行った「スポーツ健康都市宣言」の記念事業の取り組みの一つで、食を通して健康を考える機会を提供することが目的。

 応募総数は275点で、最優秀賞に輝いたのは市立南中学校3年の佐藤創太さん(14)の「キウイとサーモンののり巻き」。佐藤さんは「びっくりした。まさか入賞できるとも思ってなかった」と喜ぶ。

 同校では、夏休みの宿題で2年生と3年生がキウイフルーツの健康レシピに挑戦した。担当の武田友紀子教諭は、「キウイが上尾の特産と知らない子が多かったので、栄養素の勉強をする2年生と地域との関わりを学ぶ3年生にちょうどよい機会と思い、宿題にした」と話す。

 佐藤さんは、「学校帰りにお寿司たべたいなあと思って、キウイを使えばいいじゃないか」とレシピを発想したという。「メロンと生ハムという取り合わせに似てる」と思い、サーモンを選んだ。自宅で試作品を作る際には、具材は自分で切り、巻くときは母親の和子さんに手伝ってもらった。「(最優秀賞は)お母さんがすごく喜んだ」と笑う。

 武田教諭は佐藤さんのレシピについて、「彩りがよくシンプル。映えばかりを狙うのではなく、食べるという原点をちゃんと考えて、栄養面も楽しさもあるところを評価されたと思う」と分析した。

 佐藤さんは「副賞でキウイフルーツをいただいたので、デザートなど他のレシピも考えているところ」と頼もしく話した。

■コンテストの入賞者と作品は次の通り。

 【最優秀賞】佐藤創太(南中3年)「キウイとサーモンののり巻き」

 【優秀賞】匿名希望(南中3年)「甘酒とキウイの寒天」

 【キウイフルーツ研究会賞】飯倉康介(太平中2年)「塩だれキウイの焼き鳥」

 【入賞】渡辺愛大(南中2年)「健康的キウイナチョス」▽浜田咲希(大石中2年) 「くしキウイドーナツ」
 

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