川口市の事務所兼倉庫に侵入し、女性を負傷させ金品を奪い逃走したとして中国籍の男2人が逮捕された事件で、県警捜査1課と国際捜査課、川口署の合同捜査班は19日、建造物侵入と強盗致傷の疑いで、住所、職業不詳の中国籍の男（36）を新たに逮捕した。

　逮捕容疑は共謀の上、10月7日午前11時10分～同51分ごろまでの間、川口市芝園町地内の会社事務所に宅配業者を装い侵入。経営者の女性（30）に対して「騒いだら殺すぞ」などと脅迫した上、タオルを口に詰め込み、手足を結束バンドで縛る暴行を加え、現金65万円と高級バッグなど127点（計567万8千円相当）を奪った疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

　捜査1課によると、被害に遭ったのは集合住宅の一室にある家電製品やバッグ類などを取り扱う会社。現場などの防犯カメラの精査などから共犯者2人を特定し、11月30日に同罪で逮捕した。その後、男が過去に居住していた茨城県神栖市内の追跡捜査により、同市内の商業施設で程容疑者を逮捕した。