埼玉新聞

 

<新型コロナ>12人感染、国勢調査員も 県西の県立学校の児童生徒が感染、同じ部活の18人が濃厚接触

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは23日、新型コロナウイルスに新たに12人が感染したと発表した。感染者の内訳は県発表が10人、さいたま市1人、川口市1人。

 これまでに確認された感染者は4473人(チャーター便帰国者含む)、死者は100人(23日午後6時現在)。

 23日午後9時時点の重症者は8人、感染者の入院は190人、ホテル療養45人、自宅療養13人。退院・療養終了は4114人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは、飯能市の未就学男児と八潮市の自営業30代外国籍女性。未就学男児が通う施設では既に職員4人の感染が確認されている。

 22日判明分で詳細調査中だったのは、10~40代の男女6人。所沢市の30代会社員男性と10代男子学生、同女子学生は同居家族に陽性者がいて、今回判明した3人を含めて同居家族7人全員が感染していた。

 県教育局は23日、県西部地区の県立学校の児童生徒1人の感染が分かり、同じ部活動に所属する児童生徒18人が濃厚接触者に認定されたと発表した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは30代女性の1人。都内の病院に勤務する医療職で、13日に発症した。

 市は23日、国勢調査員の男性1人が感染していたと発表した。男性は15日に調査書類を配布し、18日に発熱して19日に陽性が判明した。コロナ対策の原則で、男性は郵便受けに調査書類を入れ、市民と面接していないという。市保健所も国勢調査での濃厚接触者はいないと判断した。区役所が男性に連絡し、入院していることが23日に分かった。

 また、市は市内医療機関が女性の発生届を取り下げたため、陽性者数を1人減じると発表した。17日に抗原検査で陽性が出たが、同日に遺伝子検査2回、抗原検査1回でいずれも陰性だったことから、医療機関が擬陽性と判断したという。

 川口市によると、感染が判明したのは20代の女性1人。容体は安定しているという。

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