秋季県高校野球大会は25日、県営大宮など4球場で8試合を行い、8強が決定する。来年の春季県大会のシード権獲得が懸かる試合は、熱戦が期待される。

　注目はAシード浦和学院に挑む川越東。立ち上がりに課題を残す浦和学院のエース左腕宮城を、川越東打線が序盤から攻め立てたい。走者をためて長打力がある久永、矢矧の4、5番を迎えたい。

　2連覇を狙うAシード花咲徳栄と対戦する叡明は、2回戦で延長十三回の激闘を制した勢いをぶつけたい。エース松岡と青木の両左腕の継投で勝利を手繰り寄せる。

　Bシード春日部共栄と対戦する市川越はエース石田が踏ん張り、ロースコアの展開に持ち込みたい。今夏の県大会で準優勝した昌平―本庄東はともに攻撃力があり、投手陣の出来が鍵を握る。

　山村学園―狭山清陵は投手陣を軸とした山村学園の守備力を狭山清陵がしぶとく攻略できるか。2試合で22得点と攻撃陣が好調な浦和実を相手取る細田学園は最少失点に抑えて打線の援護を呼び込みたい。

　昨秋4強の川口市立は川越工と、2回戦でBシードの聖望学園を破った川口は、大宮東と顔を合わせ、地力のある公立校の意地がぶつかり合う。

■25日の試合

【県営大宮】

▽3回戦

市川越―春日部共栄（10時）

川口―大宮東（12時30分）

【市営大宮】

▽3回戦

昌平―本庄東（10時）

川口市立―川越工（12時30分）

【上尾市民】

▽3回戦

浦和学院―川越東（10時）

山村学園―狭山清陵（12時30分）

【越谷市民】

▽3回戦

細田学園―浦和実（10時）

叡明―花咲徳栄（12時30分）