埼玉新聞

 

<新型コロナ>大宮「十日市」中止へ 例年12~13万人の客、熊手求める 「十二日まち」開催は検討中

  • 商談がまとまり、あちこちの熊手店から客と共に手締めをする威勢のいい声が響いた「十日市」=2019年12月10日午後4時45分ごろ、さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社

 さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社周辺で、毎年12月10日に行われる「十日市(とおかまち)」について、今年の開催を中止する方向で検討していることが分かった。

 十日市は同神社の大湯祭(だいとうさい)に合わせて行われる酉(とり)の市で、例年約12~13万人が縁起物の熊手を求めて訪れる。神社境内や参道には800店以上の露店が並び、夜遅くまでにぎわいを見せる。

 主催するさいたま観光国際協会によると、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止で密集を防ぐため、中止の見通しとなった。

 毎年12月12日に浦和区の調神社で行われる「十二日まち」の開催については、現在検討中という。

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