地球温暖化危機、靴で訴え さいたまで学生ら行動 美しい地球を残すため「声を上げることが必要」
2020/09/26/00:00
若者たちが地球温暖化対策を訴える「世界気候アクション0925~私たちは気候危機を止められる最後の世代~」が25日、さいたま市浦和区の北浦和公園で行われた。新型コロナウイルスの感染防止で行進やデモを避け、靴を並べるアクション。大学生らは小雨の降る中、集まった靴36足を並べ、「住み続けられる地球に」「気候正義」などと書かれたプラカードを掲げ、「未来に希望を」と訴えた。
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンべリさんらの金曜日の抗議活動に影響を受けた学生らでつくる「Fridays For Future(未来のための金曜日) Saitama」(FFFS)の学生らが呼び掛けた。
代表を務める日本大2年の堺大輔さん(19)=さいたま市=は、昨年11月のグローバル気候マーチに参加して全国組織の仲間と出会い、「埼玉からも気候危機を訴えたい」とグループを立ち上げた。
この日は参加したメンバー6人がスピーチ。堺さんは「気候変動の影響を大きく受けるのは途上国の人たち。苦しむ人をこれ以上増やしたくない。危機的状況に気付いてほしい」。淑徳高2年の杉田凜さん(17)=さいたま市=は「高校生だから関係ないではない。たった一つしかない地球、より美しい地球を残すために、私たちが声を上げることが必要不可欠」と訴えた。
靴とプラカードを持って参加した川口市の恩田美代子さん(57)は「大好きな自然が温暖化によって破壊されていく。若者たちが頑張っている。私たち大人が反省すべきで、自分も何かしないといけない」と話していた。