埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたま市、一度も登校していない児童生徒は減少 給食中のせきで、いじめに発展も

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 さいたま市教育委員会は28日、新型コロナウイルスの感染を懸念するなどして、市立学校に一度も登校していない児童生徒は30人で、前回調査の48人から18人減少したと明らかにした。細田真由美教育長は同日の定例会見で、減少した理由について「詳細な分析はしていないが、不安に思わなくていいとさまざまな形で児童生徒に伝えるなど、学校のサポートが大きいと思っている」と話した。

 市教委健康教育課によると、一斉休校から通常授業が再開した6月15日~7月20日の間に一度も登校していない児童生徒は小学校34人、中学校12人、特別支援学校1人、高校1人の計48人だった。8月17日に2学期が始まって以降も9月18日まで、継続して一度も登校していない児童生徒は小学校18人、中学校11人、特別支援学校1人の計30人だった。いずれも欠席ではなく、不利益とならない出席停止の扱いを受けている。

 一方、コロナ関連のいじめはこれまでに小学校で1件、中学校で1件を把握した。小学校では名前についてからかわれ、中学校では給食中にせきをしたことから、いじめに発展した。いずれも市教委や各学校が対応しているという。

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