埼玉新聞

 

ベビーカステラ専門店、羽生にオープン ふわふわなのにしっとり…冷めてもおいしい、飽きない食感人気

  • ベビーカステラを手にほほ笑むオーナーの中村秀弘さん(左)と店長の明弘さん=羽生市西3丁目のベビーカステラ専門店「エム・ベビー」

 「小麦粉をはじめ原料は全て埼玉県産。飽きのこないもちもち感を味わって」―。羽生市西3丁目に9月1日、県内初のベビーカステラ専門店「M BABY(エム・ベビー)」がオープンした。ふわふわなのにしっとりとした食感が人気。オーナーの中村秀弘さん(27)は「家族連れや学生のお客さまも多く、子どもからお年寄りまで楽しめる味」と、多くの来店を心待ちにしている。

 専門店で修業を積んだ妻でマネジャーのみゆさん(27)、弟で店長の明弘さん(25)と経営する家庭的な雰囲気。店内は明るく、甘い香りが立ち込めている。目標は「だれもが気軽に立ち寄れる店」。小さな子も安心して食べられるよう材料に蜂蜜を使用しないなど、さまざまな工夫を凝らしている。

 10個入りのSサイズが350円、M(20個)が550円、L(30個)が850円。味を付け足して楽しむフォンデュは生チョコ、生クリームの2種類(10個入り各550円)あり、1日限定各20個で販売している(価格は税込み)。

 高さ3センチ、幅2・5センチほどのベビーカステラは、味わい方も自由。フォンデュはもちろん、持ち帰ってバターやジャム、小倉あん、アイスなどと一緒に味わう人も多いとか。「サイズごとの袋は内側がラップ状で、開け口にワイヤーが付いた特製。冷蔵庫で保存すれば3日間はそのままおいしさが持続する。冷めてもおいしく作ってますが、レンジやオーブンで温めると、また違った食感が楽しめます」と秀弘さん。新たな食べ方に耳を傾けるのも楽しみの一つになっている。

 1日2度来店することもあるという近所の篠崎純也さんは「食感がよく、何個でも食べられる。これからも買いに来ます」とにっこり。秀弘さんは「今後は味の種類を増やし、店内で楽しめる飲み物も販売していきたい。若い力で羽生を元気にできれば」と意気込んでいる。

 羽生駅西口から徒歩5分。午前10時半~午後3時半。日、月曜日、祝日定休。問い合わせは同店(電話090・8348・3206)へ。

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