JR上尾駅から徒歩12分、コミュニティセンター近くにある、外観も内装もかわいい小さなカフェ。

　イチオシのメニューは「ひのき山農場」（栃木県）の平飼卵を使ったこだわりのオムライス。ハーブやモミ、卵の殻などを餌に育った鶏の卵できれいなレモン色が特徴。「こってりしてなくて、甘いので、塩コショウだけでシンプルに味付けています」と店主の安達舞子さん（34）。

　「赤のオムライス」はハムとタマネギのケチャップライス。「緑のオムライス」はシメジ、タマネギ、ホウレンソウを入れたしょうゆベースのご飯。その上にふわりと柔らかい卵が載る。ランチセットは、サラダ、スープ、ドリンク付きで1100円（税込み）。丁寧に手作りしたチーズケーキやシフォンケーキなどのスイーツも人気。ラテアートもこなす。

　安達さんは大学卒業後商社に就職。しかし1年目で母親の末期がんが分かり、寄り添うことに。「母がカフェに行きたいってよく雑誌を見ては言ってたんです。それに介護生活の中で料理を作ると家族が喜んでくれることもうれしかった」

　10年前に母親をみとった後、カフェ技術を学び2014年3月に開業。当初からテークアウトメニューも充実させた。上尾生まれの上尾育ちの利を生かし、「上尾市民の味覚に合うカフェにしたい」。

【メモ】まいこカフェ　上尾市柏座3の10の10（電話048・729・5639）。駐車場3台。営業時間は午前11時～午後8時。ほかに「まいこバーガープレート」（1100円）など。テークアウト総菜（280円～）もあり。ディナータイムにはアルコール（コエドビール）も用意。月曜定休。