中学校で食中毒 弁当食べた生徒や教員146人 ウエルシュ菌検出…朝霞保健所、食品会社を営業停止処分
2020/10/07/00:00
県は6日、9月29日に狭山保健所管内の中学校で提供された弁当を食べた生徒や教員146人が下痢や腹痛などを訴え、うち19人の便からウエルシュ菌が検出されたと発表した。重症者はいない。朝霞保健所は弁当を提供した食品会社ニューフジフーズサービス(ふじみ野市)が食中毒を発生させたとし、8日まで3日間の営業停止処分とした。
県によると、提供されたメニューはスパゲティとサラダ。10月1日に学校が保健所に通報し、保健所の立ち入り調査の結果、施設の衛生管理に不備が確認されたという。
県内では6月にも八潮市で給食を食べた児童生徒や教員ら3千人超が食中毒の被害に遭った。県食品安全課は「学校で食中毒が相次いだが、現時点で関連性や管理状況などの共通点は考えにくい。しかし子どもが被害に遭うのは痛ましく、県教育局と連携し関連業者への注意喚起を徹底する」とした。