埼玉新聞

 

自転車で飛び出す男、暴行容疑で逮捕 有罪判決が確定も自転車で蛇行したか…上尾署、通行妨害も捜査

  • 上尾署=上尾市本町

 上尾署は5日、暴行の疑いで、桶川市寿1丁目、パートの男(33)を逮捕した。逮捕容疑は5日午後2時20分ごろ、桶川市内の歩道上で、同市の男性(72)の胸ぐらをつかむなどの暴行を加えた疑い。容疑を認めた上で、「自転車に乗っていただけなのに文句を言われた」と供述しているという。

 同署によると、60代男性が5日、現場近くで車を運転中、前方を蛇行している自転車に通行をさえぎられたという。男性が72歳男性と合流して、よく似た自転車の男が通り掛かり、暴行事件が起きた。署はドライブレコーダーの提出を受けるなどして、自転車による通行妨害も捜査する。

 男は、近隣住民から「ひょっこり飛び出し男」と呼ばれ、自転車による車の通行妨害をしたとして、昨年9月と10月に暴行容疑などで同署に逮捕され、今年2月に道交法違反などの罪で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けて確定している。容疑者は特定されていないが、署はその後も自転車の蛇行運転や飛び出しなど数十件の通報を受けているという。

ツイート シェア シェア