さいたま市見沼区加田屋を流れる見沼代用水東縁(べり)沿いのヒガンバナは今が盛り。赤い花の帯は同用水に架かる締切橋から北へ約1キロ続いている。そぞろ歩く人、写真を撮る人、絵を描く人などが訪れている。
用水路の西側には稲刈りを終えたばかりの田が広がり案山子(かかし)が並ぶ。上尾市から夫婦で訪れた60代の女性は「花を見ながら散歩ができる。観光地と違い素朴でやさしい雰囲気がある」と話した。
締切橋の南側は、緑区の見沼自然公園に沿って用水路が大きく蛇行している。ヒガンバナが水に映る風景が見られるなど趣があり花数も多い。