埼玉新聞

 

進学塾のノウハウ生かした学童コース、塾が新設 迎えに遅れても安心、夕方から夜にかけた授業も

  • 英会話では隣に塾講師が寄り添う=さいたま市北区のトーゼミさいたま本郷校

 学習塾「トーゼミ」(本部・鶴ケ島市)は、来年度からさいたま市北区の「さいたま本郷校」で、小学1~6年生を対象とした学童コースを始める。

 県西部で16校を展開してきた同塾。さいたま本郷校は、さいたま市内での初の教室として今年の9月上旬に、さいたま市立大砂土小学校の近くでオープンした。来年度から本格始動する学童コースは、進学塾のノウハウを生かした学童内容が特徴。

 子どもたちは、下校後に同校に立ち寄るとおやつ休憩などを挟みながら塾講師と学校の宿題を行うことができたり、オンラインで海外の講師と英会話の授業を受けることができる。

 また、学童の後半の時間では、算数の授業も用意。多くの子どもたちが苦手にしている図形や文章問題をメーンに塾講師が授業を行うという。

 保護者にとって、子どもたちの預かり時間も魅力の一つだ。基本的に午後7時前までに学童内容は終了するが、教室としては夕方~夜にかけて授業も行っているため、仕事の都合などで急きょ子どもの迎えに行く時間が遅れても、子どもたちは大人たちのいる校内で安心して保護者を待つことができる。

 同地区では、低学年は集団下校のため、自宅に帰宅した生徒を迎えにいく「お迎えサービス」なども検討しているという同校。佐野友和校長は「学童コースの設立で、子どもたちの成長を小学生から見守っていくことができれば」と話している。

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