埼玉新聞

 

埼玉の10大ニュース1位、今年の漢字は 翔んで埼玉が大ヒット、今年も盛りだくさんだった1年 「本当にダさいたま!?」に知事が涙

  • 定例会見で今年の漢字を発表した大野元裕知事=26日午後、県庁

    定例会見で今年の漢字を発表した大野元裕知事=26日午後、県庁

  • 定例会見で今年の漢字を発表した大野元裕知事=26日午後、県庁

 大野元裕知事は26日の定例会見で、今年の漢字を「愛」と発表した。年内最後の会見で大野知事は「来年も埼玉愛を心に抱きながら、皆さまと共に県政に取り組んでまいりたい」と述べた。

 大野知事は選定理由について、「本県を取り上げた映画『翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』が大ヒットし、埼玉県が注目を浴びた。前作同様、埼玉への愛が強く感じられる」と説明。映画公開に合わせて県の広報紙で行った「本当に『ダさいたま!?』」と題した紙上討論会で、「県内外の多くの方から埼玉愛にあふれるご意見を頂き、私も涙を流して喜んだ」と話した。

 その他にも「県民の皆さまには愛する人を守るために新型コロナウイルス感染症対策にご協力を頂くなど、非常に多くの愛を感じた。結婚を希望する男女に出会いの機会を提供する恋たまの成婚が10月に400組を突破し、多くの人が愛を育んだ。ローマ字読みはAIであり、今年は生成人工知能(AI)を県政に導入し、広報資料作成などにトライアルで活用した。今後も新しい技術を活用し、不断の行政改革を推進したい」と語った。

 大野知事は2023年の埼玉県10大ニュースを発表し、1位には新型コロナウイルス感染症の5類移行を挙げ、社会経済活動の正常化が進んだことを歓迎した。

 2位には県庁オープンデーなど県でもさまざまなコラボイベントを実施した「翔んで~」の映画公開、3位に全国で初めて物価高騰に対応した企業の適切な価格転嫁支援策を展開したことを挙げた。
 

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