来春の第93回選抜高校野球大会出場校の選考材料となる第73回秋季関東高校野球大会（24、25、27、31日、11月1日・千葉）の組み合わせ抽選会が8日、東京都内で行われ、出場15校の対戦相手が決まった。

　春夏秋を通じ、初めて埼玉県大会を制した昌平は、25日の1回戦で33年ぶり出場の鎌倉学園（神奈川2位）と対戦（10時・ZOZOマリンスタジアム）。県準優勝で創部以来初の関東大会に挑む細田学園は、25日の1回戦で2年ぶり出場の東海大甲府（山梨1位）と顔を合わせる（10時・柏の葉公園）。

　昌平と細田学園は共に初の選抜大会出場を目指す。大会は原則無観客で実施。1、2年生の部員1人につき保護者2人まで有料での観戦が認められている。

■投手軸に初選抜へ／細田学園

　春秋を通じて初の関東大会に出場する細田学園は初戦で山梨1位の東海大甲府に挑む。丸山監督は「甲子園の出場経験があるチームとやらせてもらえることに感謝」と謙遜しつつも、「投手を軸に試合をつくればいいゲームになる」と意気込んだ。

　県大会同様、エース右腕松本が好投し、足を絡めた攻撃で援護できれば、関東大会の初勝利、さらに初の甲子園出場も見えてくる。指揮官は「守りからリズム感のある試合をやっていきたい」と万全の状態で臨む。