<新型コロナ>28人感染 クラスターか…外国人コミュニティーで2日以降に17人 県や川越市が調査
2020/10/10/00:00
県などは9日、新型コロナウイルス感染者を新たに28人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が15人、さいたま市9人、川口市3人、川越市1人。
これまでに確認された感染者は4951人(チャーター便帰国者含む)、死者は102人(9日午後6時現在)。
9日午後9時時点の重症者は6人、感染者の入院は192人、ホテル療養95人、自宅療養27人。退院・療養終了は4507人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~70代の男女13人。8日午後判明分の5人を含め、川越市などの外国籍学生9人はアルバイト先などで接点があり、県や川越市はクラスター(感染者集団)が発生したとみて調査している。
この外国人コミュニティー関連では、2日以降17人の感染を確認。うち16人が同じ配送業のアルバイトで、県は「休憩時間に同一の車でコンビニなどに買い出しに行っており、3密の状態だったと疑われる」と指摘した。一方でアルバイト先の配送業者については「検温や消毒などの感染対策を徹底しており、職場での感染拡大は起きていない」との見方を示し、業務を継続している。
17人のうち10人は同じ専門学校生で、同校は7日以降休校している。他に専門学校3校に陽性者が2人ずつ所属しているという。
さいたま市によると、新たに感染が判明したのは10~90代までの男女9人。会社員の50代男性は職場で陽性者が確認されていた。9人いずれも軽症という。
川口市によると、感染が判明したのは20~50代の男女3人。
川越市によると、感染が判明したのは30代の無職女性。同居家族の感染が確認されていた。