帰宅途中の男性を殴るなどして現金を奪ったとして、県警捜査1課と大宮、上尾署は12日、強盗致傷の疑いで、川越市、無職の少年（19）とさいたま市北区、通信制高校2年の少年（19）を再逮捕した。

　再逮捕容疑は6月28日午後10時ごろ、さいたま市北区奈良町の路上で、歩いて帰宅途中の会社員男性（35）を羽交い締めにして倒し、顔を殴るなどして全治約2週間のけがを負わせ、現金約6万5千円と財布やカードなどが入ったショルダーバッグ（計1万2500円相当）を奪った疑い。

　同課によると、少年らは共通の知人を介して知り合い、被害男性との面識はなかったという。

　県内では7月にも上尾市内で、帰宅途中の男性を狙った同様の強盗致傷事件が発生。現場周辺の防犯カメラの映像などから、少年らの関与が浮上し、専門学生の少年（19）も含む3人を強盗致傷容疑で逮捕していた。

　同課は共犯事件として認否を明らかにしていない。