埼玉新聞

 

秋限定の人気パンはカスターニャ 宮代・イルピノリーノ、栗のブリオッシュで「宮代の秋を味わって」

  • 秋限定の人気パンはカスターニャ

 「農」のあるまちづくりを進めている宮代町。地場の農産物の販売や農業体験ができる「新しい村」の工房でパンを焼いている「イル ピノリーノ」。越谷と宮代でイタリア料理店を経営する湯浅克也さん(35)がこの場所にほれ込み、2018年4月に開業した。

 メインはピザパンやフォカッチャといったイタリアパン。食材に宮代産の季節の野菜やフルーツ、米粉を使う。秋限定の人気パンはカスターニャ。栗のブリオッシュだ。

 県産小麦の生地にバターを練り込み折り畳んで焼いたパンは、パンとクッキーの間のような食感。栗のペーストとカスタードクリームが中に入り、ど真ん中にはどかんと大粒の栗の渋皮煮。優しく自然な甘さは至福の味わいだ。

 パンは新しい村の「森の市場結(ゆい)」で買い、隣接する「森のカフェ」で食べることができる。秋晴れの日には屋外の席がお薦め。湯浅さんの妻の彩子さん(38)は「宮代の秋を味わいに来てほしい」と話していた。

■埼玉みやげラボ代表/斉藤哲也さんの話

 パン屋激戦区となった宮代で、ここにしかないパンを出すお店。イタリア料理店から生まれたパン屋とあって、旬の食材や地の物を生かすセンスが抜群。もはや食べる前から既にうまい。宮代産の米粉を使ったクッキーも人気。

【メモ】宮代町山崎777の1新しい村(電話080・7284・4903)。新しい村の森の市場結で販売している。1個250円(税別)。午前9時半~午後5時。月曜定休(祝日の場合は営業し翌日休み)。

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