<新型コロナ>57人感染 大宮のキャバクラでクラスター、南銀座で6例目 食事会の女性ら
県などは15日、新型コロナウイルス感染者を新たに57人確認したと発表した。内訳は県発表が36人、さいたま市14人、川口市4人、川越市1人、越谷市2人。
これまでに確認された感染者は5234人(チャーター便帰国者含む)、死者は102人(15日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は9人、感染者の入院は227人、ホテル療養116人、自宅療養23人。退院・療養終了は4709人。
県管轄で詳細が判明したのは戸田市30代男性ら10~70代の男女32人。上尾市の50代自営業女性と桶川市の50代自営業女性、20代無職女性の3人は、14日までに感染が確認されていた4人とともに計11人で県内の飲食店で食事会をしていた。
さいたま市によると、感染が判明したのは20~70代の男女14人。40代女性はクラスター(感染者集団)と認定された蕨市のフィリピンパブ「パブ・トロピカル」の従業員。渡航していた20代男性は今月12日の入国検査では陰性だったが、発熱のため検査し、14日に陽性と分かった。
また市は、大宮区の南銀座地域にあるキャバクラ店「ナイト カフェ レジェ」(大宮区仲町)で、20代の女性従業員4人と、30~40代の男性利用客4人の計8人の感染を確認、クラスターと認定した。同地域の接待を伴う飲食店で起きたクラスターは6例目。
市保健所によると、いずれも軽症か無症状。全従業員36人と特定できた利用客5人に対してPCR検査を実施し、現在は従業員32人と利用客1人が結果待ちの状態。店は13日から休業している。
川口市によると、感染が判明したのはフィリピン人2人を含む10~30代の会社員など男女4人。うち1人は女子中学生で、この生徒が通う市立中を16日休校とする。
川越市によると、20代の会社員男性の陽性が確認された。
越谷市によると、20代の会社員女性と50代の自営業男性の2人の感染が判明した。