中学生2人に熊谷署が感謝状 怖かった…水路の中に頭から流血した男性、近所の人らに助け求め救助
2020/10/16/00:00
熊谷署は14日、水路に落ちて助けを求めていた70代の男性を救助した中学生2人に感謝状を贈った。
救助したのは熊谷市立奈良中学校2年の皆川聖さんと、同校1年の鯨井李央さん。ともに美術部のクラブ活動を終えて下校途中の6日午後5時ごろ、頭から血を流している男性が、水深約1メートルの水路の中から助けを求めているのを聞きつけた。2人は近所の人や通りかかった大人たちに助けを求め、救助の輪が広がっていった。男性は間もなく救い上げられ、命に別状はなかった。
皆川さんと鯨井さんは「出血を見てちょっと怖かったけど、私たちの行動が救助のきっかけになってよかったです」と話した。
熊谷署の近藤峰彦署長は「見過ごされていたら大変なことになっていた。2人の勇気ある行動に感謝します」とたたえた。