<新型コロナ>男性1人死亡、52人感染 大宮・南銀座でクラスター…さいたま市、飲食店に無料PCR検査
県などは16日、新型コロナウイルスに感染した男性1人が死亡、新たに52人が感染したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が34人、さいたま市10人、川口市4人、越谷市4人。
これまでに確認された感染者は5286人(チャーター便帰国者含む)、死者は103人(16日午後6時現在)。
16日午後9時時点の重症者は9人、感染者の入院は212人、ホテル療養122人、自宅療養20人。退院・療養終了は4778人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは10歳未満~70代の男女26人。白岡市の事業所では、従業員の女性2人が感染。この事業所での感染者は20~60代の女性ら7人となり、関係者約30人が検査を受けている。保健所は立ち入り検査を行い、感染対策が取られているとして、職場が感染拡大の原因ではないとの見方を示している。
東松山市の10歳未満~40代の外国籍男女6人は同居家族で、これまでに感染確認された4人を含め親族計10人が陽性となっている。
さいたま市によると、市内在住の男性が15日に死亡した。市内で12人目。遺族の意向で年代などを公表しないとしている。感染が判明したのは、死亡した男性を含む10~50代の男女10人。市立小学校の10代女子児童は母親の感染が判明していた。同校は16日午後の授業を打ち切った。50代男性会社員と市立中学校の10代男子生徒は親子で、母親の感染が判明していた。
30代女性はクラスター(感染者集団)が起きたキャバクラ「ナイト カフェ レジェ」の従業員。既に陽性と発表された30代男性が同店の客だったと分かり、感染者は従業員5人、客5人の計10人となった。9月下旬以降に大宮区の南銀座地域でクラスターが3件発生したことから、市は接待を伴う飲食店を対象に唾液による無料PCR検査を来週にも開始する。
川口市によると、感染が判明したのは10~60代の男女4人。うち1人はモンゴルの20代男性。
越谷市によると、感染が判明したのは20~70代の男女4人。