埼玉新聞

 

<新型コロナ>22人感染 県税事務所の職員感染、飛沫防止シートある窓口で業務 越谷税務署で3人目

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは19日、新型コロナウイルス感染者を新たに22人確認したと発表した。県発表の感染者は14人、さいたま市6人、越谷市2人。

 これまでに確認された感染者は5393人(チャーター便帰国者含む)、死者は103人(19日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は7人、感染者の入院は244人、ホテル療養100人、自宅療養23人。退院・療養終了は4901人。

 県管轄で詳細が判明したのは10歳未満~70代の男女10人。戸田市の70代女性は、入所先の高齢者施設でこれまでに入所者と職員計4人の感染が確認されていた。上尾市の50代女性と20代男性は同居家族。この家族はこれまでに2人の感染が確認されており、4人全員が陽性となった。

 また県税務課は同日、春日部県税事務所に勤務する30代男性職員の感染を発表。男性は飛沫(ひまつ)防止のシートが設置されていた窓口で業務を行っていた。同課は同事務所の職員45人に対し、PCR検査を実施する意向を示した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは40~70代の男女6人。50代男性は関東信越国税局越谷税務署の職員で、同署の感染者は3人目。70代無職男性と40代男性会社員は親子で、妻の感染が判明していた。60代男性は市の産業振興会館・計量検査所(北区日進町)の計量器の検査を担当する職員。市人事課によると、職員は17日夕から風邪の症状が出て、18日に発熱、19日に医療機関を受診して検査で陽性と判明した。発症2日前の15、16日は業務による外出や窓口での市民への接触はなかった。別の職員を充てて計量検査の業務に支障はないとしている。

 越谷市によると、いずれも同市に住む40代男性と20代女性の2人の感染を確認した。

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