埼玉新聞

 

<新型コロナ>浦和の十二日まち中止に 調神社の神事と熊手市はいずれも開催 昨年は13万人が訪れる

  • 2019年の十二日まちの様子=12日午後、さいたま市浦和区の調神社

 さいたま市は19日、毎年12月12日に調(つき)神社(浦和区岸町)とその周辺で開催される「十二日まち」について、新型コロナウイルスの感染防止のため、今年は中止すると発表した。調神社の神事「大歳の市祭」、調公園で開催される熊手市はいずれも例年通り開催される。

 十二日まちは、新年の福迎え行事として、各地で催される「大歳の市」の一つで、浦和に師走の訪れを告げる冬の風物詩。さいたま観光国際協会によると、露店が路上に約千店出店し、昨年は約13万人が訪れたという。

 同協会の担当者は「毎年、楽しみにしている市民の方は多い。残念ながら今年は密を避けるため中止となった。熊手市は開催されるが、熊手を買い求めたときの掛け声は難しいかもしれない。神社に参拝をするときはマスクを着用し、混雑する時期をずらしていただければ」と話していた。

 毎年12月10日に武蔵一宮氷川神社(大宮区高鼻町)で開催される十日市も、既に中止が決まっている。

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