けんか売ってんのか…17~19歳の介護職員ら、自転車で追いかけ男性を恐喝 深夜に挑発されたと勘違い、コンビニへ連行し20万円引き出させ強奪 職員らは5人、2人は縄張りでバイクを襲う不良グループメンバー
2024/01/12/08:19
帰宅途中の面識のない男性を恐喝し、現金などを奪ったとして、県警少年課と大宮、行田署の合同捜査班は10日までに、恐喝と恐喝未遂の疑いで、さいたま市や熊谷市などに居住する17~19歳の介護施設職員ら男5人を逮捕した。
逮捕容疑は共謀の上、昨年8月15日午前0時55分ごろ、鴻巣市の路上で20代男性に対し「けんか売ってんのか。金出せよ」と因縁をつけ、現金1万4千円やネックレス1本(時価5千円相当)を脅し取り、さらに同2時50分ごろ、男性を熊谷市内のコンビニエンスストアに連行した上、ATMから現金20万円を引き出させ、奪ったなどの疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。
少年課によると、5人は男性と面識はなく行田駅付近で5人が男性に挑発されていると思い込み、男性を自転車などで追いかけ犯行に及んだという。同日午前3時ごろ、男性が「恐喝された。20万円を取られた」と110番した。
5人は遊び仲間。うち2人は、「モグリ狩り」と呼ばれる自分たちの縄張りを走るバイクを止めて暴行した上に金品を奪い取る行為を行ったとして昨年12月に7人が県警に逮捕された非行少年グループの一員だという。