「ドン」と音、大学生ら死亡…崖から車転落 後部座席の20歳男性は重傷 運転の少年は無免許か/狭山
2020/10/21/00:00
19日午後9時35分ごろ、狭山市上奥富、入間川右岸の上奥富運動公園内の周回道路から乗用車が崖下約10メートルの河川敷に転落した。車内にいた川越市の無職少年(17)と、さいたま市見沼区東大宮5丁目、私立大学生木崎悠作さん(20)の2人が死亡、後部座席に乗車していた入間市の職業不詳男性(20)と、狭山市の会社員男性(20)の2人が頭を打ったり、足の骨を折るなどの重傷を負った。
狭山署によると、現場は崖と道路の間に等間隔に設置されているポールが数本倒れており、乗用車は倒れたポールの下方に転落していた。救急隊が駆け付けた際、運転席に少年が座っていたことから、同署は無免許の少年が運転し、何らかの事情により操作を誤ったとみて捜査している。
事故直後、「ドン」という音を聞いて転落している車を確認した通行人が110番した。
同署は木崎さんら2人の遺体を司法解剖し、死因を調べるとともに、男性2人の回復を待って4人の関係や行動目的、転落した事情を詳しく聴く方針。