埼玉新聞

 

冠二郎さん死去、高校時代は「秩父高校の橋幸夫」と呼ばれ有名 上京後は約10年苦労「この歌が売れなかったら秩父へ帰ろう」と決めた一曲「旅の終りに」ヒット 大物になっても律儀、地元に毎回差し入れ「深く感謝、大変な驚き」

  • 吉田よいとこ祭に出演した冠二郎さん=2019年11月4日、秩父市下吉田(市提供)

    吉田よいとこ祭に出演した冠二郎さん=2019年11月4日、秩父市下吉田(市提供)

  • 吉田よいとこ祭に出演した冠二郎さん=2019年11月4日、秩父市下吉田(市提供)

 1日に心不全で亡くなった演歌歌手の冠二郎さんは、地元の県立秩父高校を卒業後、演歌の花道を一心不乱に突き進んだ。1967年のデビュー後も、積極的に秩父の行事に協力し、地域活性化に貢献。市民らは「地元のヒーローとして愛され、郷土の誇りだった」と、突然の別れを惜しんだ。

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