県は22日、朝霞市の鮮魚店「魚福水産」で寄生虫のアニサキスによる食中毒が発生したとして、23日まで2日間、営業停止の行政処分を行ったと発表した。
県食品安全課によると、18日に同店で購入したマグロやイカ、サバの刺し身を食べた東京都渋谷区の男性が19日未明に腹痛やおう吐の症状を訴え、アニサキスが検出された。都から通報を受けた朝霞保健所は調査の結果、原因となる鮮魚介類が同店から提供されたもののみだったことなどから原因施設と断定した。男性を含む4人のグループが刺身を食べ、症状が出たのは1人のみで、入院はせず快方に向かっているという。