埼玉新聞

 

特大の龍で呼びかけ…書道パフォーマンス通じ110番の適正利用訴える “浦和西署員の志”も形に

  • 作品の横で感謝状を手にする茂木千鶴香さん(左)と草野恵正浦和西署長=10日午後、埼玉県さいたま市中央区のイオンモール与野

    作品の横で感謝状を手にする茂木千鶴香さん(左)と草野恵正浦和西署長=10日午後、埼玉県さいたま市中央区のイオンモール与野

  • 作品の横で感謝状を手にする茂木千鶴香さん(左)と草野恵正浦和西署長=10日午後、埼玉県さいたま市中央区のイオンモール与野

 110番の適切な利用について知ってもらおうと、埼玉県警浦和西署は「110番の日」当日の10日、管内のイオンモール与野(さいたま市中央区)でキャンペーンを実施した。県出身で書家・水墨画家の茂木千鶴香さん(49)を一日警察署長に委嘱し、書道パフォーマンスを通じて呼びかけを行った。

 県警によると、昨年1~11月の期間で県警が受理した110番通報は約70万件。そのうち25%が緊急性がないものだった。通報が逼迫(ひっぱく)すると警察活動に支障が出る場合があるとして、県警は緊急性のない相談などは警察相談専用電話「#9110」の活用を呼びかけている。

 茂木さんはこの日、今年のえとである辰(たつ)年にちなんで龍の絵と、自己を高め続け事案に一丸となって取り組む同署員の志を表現した「龍翔」の字を書いた。パフォーマンスを終え、「110番は緊急回線。困っている人のためにも『#9110』を活用しつつ適正な利用をお願いします」と訴えた。

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