上福岡駅前に歩道橋を設置へ ふじみ野市、新年度から計画 歩行者による車の渋滞緩和狙う
2019/03/08/00:00
ふじみ野市は、東武東上線上福岡駅東口の駅前ロータリーに、橋上駅から市道につながる横断歩道橋を設置することを決めた。同駅前広場整備計画の一環で、ロータリーの車道を通行する歩行者の危険回避や横断歩道を渡る歩行者の混雑などによる車の渋滞を緩和するのが狙い。
2019年度からの2カ年計画で、事業費約7億5千万円を新年度予算案に計上しており、開会中の今議会で議決されれば、4月から着手する。
市によると、設置するのは歩行者専用の屋根付き歩道橋。延長は幅員3メートル部分約55メートルと幅員1・5メートル部分約8メートル。いずれも約14メートルの階段が敷設される。同駅2階の改札部分から東口ロータリーを渡らずに同駅前から東に伸びる市道「サンロード」の両側歩道部分に降りられる。
市は1954(昭和29)年、同駅東口の駅前広場整備計画を都市計画決定。約2千平方メートルの用地収得に着手するとともに、駅前の店舗などが移転した2012年度に駅前ロータリーを整備した。
同ロータリーでは同市道から駅に向って車道を横断する歩行者が多く、朝の通勤時間帯には横断歩道が混雑することにより車が通行ができない状況も見られ、市民らから交通安全に関する要望が寄せられていた。
市は「現場は歩道が狭いなど朝夕には混雑する場所。横断歩道橋ができることで、市民らの安全性の向上が図れる」と話している。