埼玉新聞

 

タレント・サンコンさん、最先端の行政サービスに驚き 深谷市長と対談、新庁舎の書かない窓口も体験

  • 小島進市長と対談するオスマン・サンコンさん=23日午後、深谷市役所

 タレントでNPO法人ギニア日本交流協会顧問のオスマン・サンコンさん(71)が23日、深谷市役所を訪れ、小島進市長と対談した。小島市長が「人権問題は心と心。グローバルで差別意識なくつき合える世の中にしたい」と話すと、サンコンさんも「それが一番」と語った。

 サンコンさんは同市主催の人権セミナーの講師となる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になり、代替事業で3密を避けた人権啓発活動を実施した。

 出迎えた小島市長は「サンコンさんとの対談を心待ちにしてました」、サンコンさんも「渋沢栄一さんの歴史ある深谷に来ることを楽しみにしてました」とあいさつ。

 続けて市長は新庁舎になり、市民から聞き取り職員が入力してサインだけで申請できる「書かない窓口」と、テレビ電話に話しかけると13か国語に対応できる「遠隔通訳サービス」の導入を説明。サンコンさんは国民健康保険の加入を想定し、フランス語で体験すると「市長さん、最高」と最先端の行政サービスに驚いていた。

 サンコンさんは、庁舎見学や市人権教育推進協議会役員との懇談会、渋沢栄一記念館で栄一翁アンドロイドの視察も楽しんだ。

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