埼玉新聞

 

集団食中毒で停止中の学校給食、11月に再開 八潮市が発表 前日調理を行わず、栄養士ら職員が巡視へ

  • 八潮市役所=八潮市中央

 八潮市は26日、6月に発生した学校給食の集団食中毒を受け、現在停止している学校給食の提供を11月10日に再開すると発表した。

 市によると、食中毒を発生させた東部給食センター(同市)が保健所の指導を受け報告書を提出。前日調理を行わないことや、加熱調理の徹底など改善策を講じた上で、同センターが給食の提供を再開する。再開に当たり、同センターに対し第三者機関による衛生チェックの実施、献立についての意見交換、栄養士を含めた職員による巡視などを行うという。

 同市では6月26日に同センターから提供された学校給食を食べた児童生徒約3400人が下痢や腹痛などを発症。調査の結果、メニューの海藻サラダから病原大腸菌「O(オー)7」が検出された。調理工程で加熱処理を怠ったことが原因とみられ、市は給食の提供を停止。暫定措置としてパンやおにぎり、牛乳、ジュースなどの提供を行っていた。

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