川越市で2012年、当時中学2年の男子生徒が同級生3人から暴行されて意識不明になり、市や同級生が約1億9700万円を支払うことが確定した訴訟を巡り、市は7日、同級生側が約2700万円分を市に支払うことで和解が成立したと発表した。
訴訟は、いじめがあったと男子生徒側が提訴し、2審の東京高裁で17年、市と同級生側が約1億9700万円を支払うことで和解した。和解金について、市は被害者救済などの理由から同級生側の分も一時的に肩代わりして支払っていた。
市は7日、開催中の3月定例議会に和解議案を追加提案した。