フードかぶったマスク少年、ATMに…警官が職質すると逃走、追跡し逮捕 逃走中に100万円捨てる/県警
2020/10/28/00:00
東入間署は26日、窃盗容疑で、住所不定、無職少年(19)を逮捕した。
逮捕容疑は26日午後4時25分ごろ、ふじみ野市大原2丁目のコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)で、市内の80代女性名義のキャッシュカードを使って現金10万円を引き出した疑い。
同署によると、同日午後4時20分ごろ、同店でフードをかぶり、マスクを着け、白い手袋をして携帯電話で通話しながら、ATMを操作している少年を周辺で警戒していた捜査員が発見。職務質問すると逃走したため約100メートル追跡して取り押さえた。逃走途中で少年が路上に投棄した封筒2枚を確認したところ、女性名義のキャッシュカード2枚と利用明細、現金計100万円が入っており、その後、女性が金融機関を装った男らにキャッシュカードをだまし取られたことが分かった。
県警は同署管内で同日、特殊詐欺の予兆電話がかかっていたため管内の駅やコンビニ周辺で警戒を強化していた。少年は黙秘しているという。