埼玉新聞

 

妻を自宅で殺害した疑い、男を逮捕 首など刃物で切り付ける 安否確認に訪れた署員が発見/吉川署

  • 吉川署=三郷市上彦名

 自宅で妻を刃物で切り付けて殺害したとして、埼玉県の吉川署は8日、殺人の疑いで、松伏町松伏、バングラデシュ国籍の無職の男(51)を逮捕した。「妻を殺した」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は今月上旬、自宅アパートで、妻で同国籍の無職の女性(40)の首などを刃物で切り付けるなどして殺害した疑い。

 同署によると、8日午前5時ごろ、夫婦の安否確認のために訪れた署員が和室のベッド付近で首から血を流して倒れている女性を発見。既に死亡しており、首などに刃物によるものとみられる複数の傷があった。同署は自宅から犯行に使用した可能性がある包丁を押収した。

 7日午後11時半ごろ、女性の弟(33)が「姉夫婦と連絡がつかない」と同署管内の交番に届け出た。男は同日、東京都内を走る電車の中で倒れて病院に搬送。病院から警視庁に保護要請があり、警視庁から吉川署に連絡があった。親族が男を迎えに行き、ともに自宅を訪れて女性を発見した。

 同署は司法解剖して詳しい死因を明らかにするとともに、動機などについて調べる。

ツイート シェア シェア