来年の大河ドラマの主人公・渋沢栄一の年賀はがき好評 郷土の偉人を全国に、栄一像の写真添え深谷市が発行
2020/10/31/00:00
年賀はがきの全国一斉販売がスタートした29日、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」開館記念で年賀はがきを発行した深谷市でセレモニーが行われた。県内初となるドラマ館は2021年開館予定。深谷市は、新紙幣の肖像に決まり、来年2月14日から放送されるNHK大河ドラマの主人公に選ばれた郷土の偉人を全国にPRしようと、年賀はがきを発行した。
年賀はがきは、栄一翁が晩年を過ごした東京都北区との協働事業。深谷市のはがきには、市内にある旧渋沢邸「中の家(なかんち)」の母屋と、若き日の栄一像の写真を表に添えている。販売枚数は10万枚。通常より5円安い58円で購入できる。インクジェット紙で市内18郵便局で取り扱っている。日本郵便関東支社によると、栄一翁の年賀はがきは好評で、9月1日から一般の年賀はがきと一緒に予約を開始したところ、今月7日には7万枚になり予約を打ち切ったという。残り3万枚を29日から販売している。
セレモニーで小島進市長は「全国に届けていただいて栄一翁のPRにつなげたい」とあいさつ。埼玉県北部地区連絡会統括局長大越郵便局の腰塚正樹局長も「栄一翁生誕の地で深谷市オリジナル年賀はがきが発行され、感慨深いものを感じる」と話していた。