急ブレーキ、車の前方で…容疑で男逮捕 夜の国道17号 追い越した車に追い越され「けんか売られた」
2020/11/05/00:00
車を追い越して急ブレーキをかけるなどあおり運転をしたとして、県警交通指導課と浦和署は4日、道交法違反(あおり運転)の疑いで、狭山市広瀬2丁目、中国籍で自称自営業の男(24)を逮捕した。自動車によるあおり運転の摘発は県内初。
逮捕容疑は7月9日午後8時45分ごろ、蕨市錦町5丁目の片側1車線の国道17号で、男性(27)が運転する乗用車を右側から追い越して、急ブレーキをかけながら進路変更するなど約200メートルにわたり、交通の危険を生じさせる運転をした疑い。
同課によると、男が男性の車を追い越した後、男性が男の車を避けるように進行すると、再び男が男性の車を追い越して前方で急ブレーキをかけたという。男と男性に面識はなかった。
被害直後、男性と男の双方が110番。男性がJR武蔵浦和駅前交番に届け出た。
男性のドライブレコーダーの映像などから、妨害行為を特定した。
男の行為は、6月に施行された改正道交法があおり運転の対象として規定する通行区分違反など3項目に該当するという。
男は「妨害運転をしたことは間違いないが、相手から売られたけんかを買っただけ」などと供述しているという。