埼玉新聞

 

落下…美しい氷柱、雨で解け落ちる “三十槌(みそつち)の氷まつり”一時休止に 「秩父三大氷柱」で唯一、自然の寒さだけで凍るスポット 2月25日まで開催、氷柱が成長すれば再開の予定

  • 一面雪化粧の「三十槌の氷柱」=2023年1月25日午前10時ごろ、秩父市大滝

    一面雪化粧の「三十槌の氷柱」=2023年1月25日午前10時ごろ、秩父市大滝

  • 一面雪化粧の「三十槌の氷柱」=2023年1月25日午前10時ごろ、秩父市大滝

 秩父市は22日、同市大滝で開催中の「三十槌(みそつち)の氷まつり」の一時休止を発表した。週末の雨の影響で、氷柱(つらら)が落ちてしまったことが原因。休止中は会場には入れない。氷柱が成長すれば再開する。

 三十槌の氷柱は、小鹿野町の「尾ノ内氷柱」と、横瀬町の「あしがくぼの氷柱」と並び、「秩父三大氷柱」といわれる。3カ所で唯一、自然の寒さだけで育つ天然の氷柱が観賞できる。

 市大滝総合支所によると、20日に大滝地域でみぞれ交じりの雨が降り続き、翌朝に会場を確認したところ、大部分の氷柱が解けていた。今年は暖冬の影響で開園が1週間遅れたが、ここ数日は氷点下の気温が続き、氷柱は最盛期の5割ほどまで成長していた。

 市担当者は「今後も寒さが続けば氷柱が再び成長し、再開できる」と話していた。氷まつりの期間は2月25日までを予定している。
 

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