埼玉新聞

 

<新型コロナ>1人死亡、32人感染 女性が陰性判定2日後に発熱、再検査で陽性 川口の小学生も…休校に

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは5日、新型コロナウイルスに感染していた80代女性が死亡、新たに32人の感染が確認されたと発表した。新規感染者の内訳は県発表が29人、さいたま市2人、川口市1人。県内感染者は6千人を超えた。

 これまでに確認された感染者は6018人(チャーター便帰国者含む)、死者は111人(5日午後6時現在)。

 5日午後9時時点の重症者は6人、感染者の入院は265人、ホテル療養77人、自宅療養18人。退院・療養終了は5515人。

 県によると、80代女性は4日に入院先で死亡した。朝霞市の介護付老人ホーム「SOMPO(そんぽ)ケアラヴィーレ朝霞」の入所者で、同施設関連の死亡者は初めてという。

 県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女25人。SOMPOケアラヴィーレ朝霞では新たに入所者の80代女性が感染し、同施設関連の感染者は計64人となった。また、蕨市の80代と90代の女性2人は県内の高齢者施設の入所者。同施設の感染者は職員1人と入所者5人に上った。

 さいたま市によると、感染が判明したのは60代女性会社員と80代無職女性の2人。80代女性は家族7人の感染が既に確認されていた。女性は10月28日の検査で陰性だったが、同30日に発熱して再び検査を受け、4日に陽性が判明した。現在は無症状という。

 川口市によると、感染が判明したのは市内居住の小学生男児。通っている市立小学校は6日を臨時休校にする。

 県警は5日、浦和西署の60代男性職員が感染したと明らかにした。さいたま市中央区の交番に勤務する交番相談員で、最後に出勤した10月30日以降は一般人との接触はなく、職場での濃厚接触者もいないという。

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