川に車転落、友人3人で保険金詐取するつもりが…友人1人脱出できず溺死 脱出した2人、容疑で逮捕/県警
2020/11/06/00:00
さいたま市緑区の芝川に8月、車が転落して乗車していた越谷市のアルバイト男性=当時(20)=が死亡した事故で、県警交通捜査課と浦和東署は5日、故意に車を転落させて男性を死亡させたとして、傷害致死の疑いで、車を運転していた川口市北園町、会社員の男(20)と、同乗していた川口市の会社員少年(19)の2人を逮捕した。県警は、男らが車の保険金をだまし取る目的で、事故を装って故意に車を転落させ、誤って男性を死亡させたとみて調べている。
逮捕容疑は共謀の上、8月12日午後10時23分ごろ、さいたま市緑区大間木の芝川に軽ワゴン車を転落させて、乗っていた男性を溺死させた疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。
同課によると、男と少年は自力で脱出。後部座席にいた男性は一時行方不明になり、同月14日、転落した場所から約290メートル下流の川底で遺体となって発見された。3人は学生時代の友人だった。
関係者から情報提供があり、県警が保険金目的の事故とみて調べていた。実際に保険金の請求はしていないという。
男らは事故当時、県警の聴取に「増水の状況を見に来た」「障害物を回避するためにハンドルを切った」などと話していたという。