埼玉新聞

 

<川口いじめ>納得できない…いないはずの弁護士の言葉、武南署の書類に記録 元生徒側が告発、地検が受理

  • 川口いじめ、元男子生徒側の告発を地検受理

 川口市の市立中学校でいじめを受けた男子元生徒の被害届を巡り、元生徒側が虚偽公文書作成罪の疑いで武南署員2人をさいたま地検に告発した問題で、地検が5日までに受理したことが分かった。

 元生徒側は市に賠償を求めている裁判で、市側が提出した武南署の捜査関連書面に虚偽記載があると訴え、県警は2020年1月に一部を削除する形で訂正。その後、ほかの文書にも、関係者協議会に欠席した弁護士が出席して「警察の判断は正しい」と発言していたなどの記載が見つかり、訂正を求めたが、県警は同年9月3日付で、「立ち会った職員2人から詳細な事情聴取を行ったところ、2人の記憶は一致していた」と、訂正しないと回答した。

 元生徒の母親の森田志歩さんは「署員2人だけに確認しただけで、訂正しないというのは納得できない」と、同月9日に署員2人を刑事告発していた。

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