埼玉新聞

 

<高校ラグビー>準決勝・川越東―伊奈学園の見どころ 10年ぶり4強の伊奈学園、県新人大会覇者の川越東

  • 準々決勝、伊奈学園―川越 抜け出しトライを挙げた伊奈学園のWTB原田(右)

 ラグビーの第100回全国高校埼玉大会(埼玉新聞社など後援)第4日は7日、第1、2ブロックの準決勝が行われ、それぞれ決勝に進出するチームが決定する。

 第1ブロックは県新人大会覇者の第1シード川越東とノーシード伊奈学園、2年ぶりの花園出場を狙う第5シード深谷と2連覇を目指す第4シード浦和が対戦。第2ブロックは10年ぶりの優勝を掲げる第3シード正智深谷と29年ぶりに4強入りした第6シード熊谷、ノーシード慶応志木と同準優勝の第2シード昌平が顔を合わせる。

 花園行きの切符を懸けた戦いも終盤戦に突入。熱戦が予想される各ブロック準決勝の見どころを探った。

■ロースコアに勝機も/川越東―伊奈学園・第1ブロック

 10年ぶりに4強入りした伊奈学園が、県新人大会覇者の川越東に挑む構図だ。伊奈学園は粘り強いディフェンスでロースコアの展開に持ち込むことが、金星への絶対条件。タックルが強力な勝田と高橋の両フランカーを軸に耐えて、攻撃に勢いを与えたい。

 対する川越東は、得意とする展開ラグビーで大量得点を奪い、2年連続の決勝進出へ弾みを付けたいところ。守っては柴田、住吉の両CTBとジャッカルが得意なロック成戸で相手に隙を与えないことが重要だ。

ツイート シェア シェア