<新型コロナ>感染者数が過去最多 朝霞の施設は65人に、ふじみ野では9人目 南銀では女性従業員ら2人
県などは6日、新型コロナウイルス感染者を新たに114人確認したと発表した。一日の発表人数としては、10月10日の100人を上回り過去最多。感染者の内訳は、県発表が57人、さいたま市が21人、川口市35人、川越市1人。さいたま市と川口市は最多となった。
これまでに確認された感染者は6132人(チャーター便帰国者含む)、死者は111人(6日午後6時現在)。
同日午後9時時点の重症者は7人、感染者の入院は275人、ホテル療養95人、自宅療養17人。退院・療養終了は5520人。
県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女42人。熊谷市の「ダイニングバーフガール」では、客や店員の10~20代男女6人が感染した。これまでに確認された店員1人を含め陽性者は7人となり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。同店では検温や消毒などを行っていたが、窓は1カ所のみで換気が不十分だったという。
ふじみ野市の90代女性は県内高齢者施設の入所者で、同施設関連では9人目という。
5日午後判明分では、朝霞市の介護付老人ホーム「SOMPO(そんぽ)ケアラヴィーレ朝霞」の入所者女性1人が陽性と確認され、同施設関連の陽性者は65人となった。一方、県教育局は西部地区の県立学校の児童生徒1人が5日に陽性となり、6日に学校閉鎖としたと発表。濃厚接触者は調査中という。また三郷市は同市消防本部の30代男性職員が感染したと発表した。
川口市は同市上青木の特別養護老人ホーム「名栗園」で入所者の60~100代の男女31人と20代女性職員1人の感染を確認。同園では10月28日に入所者女性1人が発熱し、4日に33人が発熱との連絡が保健所にあった。保健所が5日から検査を実施した結果、6日に32人の感染が分かった。保健所は検査や調査を続ける方針。川口市では同ホームのほかに3人の感染が分かった。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児~80代の男女21人。20代女性は市建設局北部建設事務所の職員で、発症日前の2日間は出勤していない。大宮区の南銀座地域の無料検査で、接待を伴う飲食店の40代女性従業員ら2人の感染が確認された。15人は感染経路が不明。
川越市によると、新たに感染が判明したのは30代の会社員男性という。