埼玉新聞

 

モノづくりの現場をユーチューブで 彩の国工業団地連携協議会、地域企業の魅力をオンラインで発信

  • ユーチューブによるライブ配信で対談する狭山市の小谷野剛市長(右)と入間市の田中龍夫市長(中央)ら

 県内工業団地12団体などで組織する彩の国工業団地連携協議会(石田嵩会長)は6日、地域企業の魅力を紹介し販路拡大や人材獲得につなげる「オープンファクトリー2020」を狭山市内からオンライン形式で開催した。

 今年は新型コロナウィルスの影響で昨年までの現地見学会を取りやめ、モノづくりの現場などをライブとオフライン動画を活用してユーチューブで配信。県西部の入間市や狭山市などの会員企業25社が参加した。

 ビリヤードのキューを制作するアダムジャパン(狭山市)は本社からライブ中継し、モノづくりへの思いやこだわりを伝えた。他の企業も県内工場と海外拠点をつなぐズーム会議を公開したり、ドローンによる撮影動画を配信するなど、オンラインならではの情報発信に努めた。

 入間市工業会会長でイベント実行委員長の寺園智樹氏(テラダイ社長)は「オンラインの利点を活かし新様式に沿った新たなチャレンジだった。県内には88の工業団地がある。同業他社にも賛同いただき、今後もオール埼玉で盛り上げていきたい」と話した。

 13日はさいたま市岩槻区など県南東部の会員企業12社が参加して開催する。専用サイトから無料で視聴できる。

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