埼玉へ「モノレール」延伸を 推進協が知事に要望 多摩都市モノレールの上北台駅から所沢方面へ延伸求める
2020/11/13/00:00
多摩都市モノレールの上北台駅(東京都東大和市)から、所沢方面への延伸を求める「モノレールの所沢方面誘致推進協議会」は10日、県庁を訪れ、県内への延伸へ県の協力を求める要請書を大野元裕知事に手渡した。
多摩都市モノレール線は1998年11月に上北台~立川北駅(東京都立川市)間が開業したモノレール。
同協議会では2001年に所沢市内への誘致活動を開始。02年には「環境に優しいモノレールを所沢市に誘致する会」が設立され、上北台駅から所沢市小手指町の西武小手指駅へ至る約7キロの延伸を求め、署名活動などを行っている。提出した要請書では、誘致実現には同線を実質的に経営する東京都の同意が必要として、県の協力を求めている。
要請には所沢市の川上一人経営企画部長、日本モノレール協会の日野祐滋専務理事、所沢商工会議所の荻野敏行会頭らが参加。協議会代表幹事で環境に優しいモノレールを所沢市に誘致する会の本橋正夫会長は「地域の足、通勤、通学の足としてぜひ整備をお願いしたい」と話した。