<新型コロナ>80人感染、新たにクラスターか 陽性教諭の小学校で児童2人感染 県南、西の県立学校も
埼玉県などは15日、新型コロナウイルス感染者を新たに80人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が58人、さいたま市8人、川口市9人、川越市1人、越谷市4人。日曜に判明した新規陽性者としては最多。
これまでに確認された感染者は6821人(チャーター便帰国者含む)、死者は119人(15日午後6時現在)。
15日午後9時時点の重症者は12人、感染者の入院は440人、ホテル療養200人、自宅療養46人。退院・療養終了は5936人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女72人。県内の障害者施設に勤務する40~70代の男性職員3人の感染が判明した。坂戸市と鶴ケ島市のアルバイトの70代男女は、すでに感染が確認された陽性者との会食があった。
14日午後の判明分では、県内の高齢者施設に勤める40~60代の男女3人の陽性が判明。同施設の陽性者は9人となった。
県教育局保健体育課によると、県南部と西部の県立学校で児童2人の感染が判明。いずれも12日まで登校しており、14日に陽性が確認された。西部の学校では16日から当面の期間を学年閉鎖とする。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~40代の男女8人。うち10代の男女2人は、12日に市内の小学校で男性教諭の感染が確認されていたクラスの児童だった。さいたま市教委によると、児童2人の感染を受け、同校を引き続き16日も臨時休校にする。
川口市によると、感染が判明したのは20~90代の男女9人。うち80代女性は市内の特別養護老人ホーム「総合ケアセンターリバー・イン」の入所者。同施設関連の感染者は計46人となった。また、新たに市内の高齢者施設で3人の感染が判明した。この施設はこれまでに5人の感染が確認されており、市は施設内でクラスター(感染者集団)が発生した可能性が高いとしている。
川越市によると、感染が判明したのは市内在住の20代の会社員男性。感染経路は不明で容体は安定している。
越谷市によると、感染が判明したのは50~80代の男女4人。うち2人はクラスターが発生した市内のデイサービス関係者の同居家族。ほかの2人も陽性者との接触があった。