<新型コロナ>3人死亡126人感染、大学の運動部で広がる 坂戸高校で生徒5人…同じクラス、学年閉鎖へ
埼玉県などでは18日、新型コロナウイルス感染者が新たに126人確認され、感染していた60~90代の男女3人が死亡したと発表した。11日の116人を超え、1日当たりの感染者数としては過去最多を更新した。新規感染者の内訳は、県発表が92人、さいたま市13人、川口市6人、川越市7人、越谷市8人。
県よると、90代女性が入院先で死亡した。女性は戸田市の特別養護老人ホーム「レーベンホーム戸田」の入居者だった。同施設関連の死者は4人目。
これまでに確認された感染者は7122人(チャーター便帰国者含む)、死者は125人(18日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は15人、感染者の入院は462人、ホテル療養195人、自宅療養78人。退院・療養終了は6138人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~80代の男女68人。草加市の50代女性は県内の医療機関の職員で、この医療機関の陽性者は2人目。また、これまでに5人が感染した県内大学の運動部では、新たに部員の10代男性が陽性となった。
17日午後判明分では、戸田市の30代女性は県内の障害者施設職員で、この施設の陽性者は計5人となった。
また県教育局は18日、県立坂戸高校で新たに生徒5人の感染が確認されたと発表した。17日までの同校の感染者は計6人となった。6人は同じクラスの学生で、同校では19日まで当該学年を学年閉鎖とする。
さいたま市によると、感染が判明したのは20~80代の男女13人。家庭内感染が1人、勤務先での感染とみられる人が4人だった。8人は感染経路が不明。20代女性は市内の医療機関に勤務する医療職。60代女性は市内に勤務する国家公務員。
川口市によると、17日に80代の女性、10月25日に60代の男性がそれぞれ死亡した。新規感染者は10~80代の男女6人。うちクラスター(感染者集団)が発生した特養ホーム「リバー・イン」の関係者は80代女性が1人。同施設の感染者は合計51人(入所者40人、職員11人)となった。クラスターが発生した「マシメディカルサービスいろは苑」は18日までに14人(利用者11人、職員3人)。
川越市によると、同市と川島町在住の20~70代の男女7人の感染が確認された。川越の6人のうち50代の女性は市立保育園の職員で、職場に陽性者がいた。70代の2人は夫婦。7人とも症状は安定している。
越谷市によると、10~70代の男女8人の感染が明らかになった。うち7人が市内在住、3人は家族が陽性だった。