スカート盗撮の教諭処分…県教委 女性触った教諭も 女性教諭が暴言「言葉の意味分からねえんじゃないの」
県教育委員会は、女性を盗撮したとして県立春日部女子高校の教諭(40)と、女性の体を触ったとして上尾市立上平中学校の教諭(22)を19日付で免職の懲戒処分とした。ほかに1人を停職3カ月、2人を戒告の処分にした。
県教委によると、県立春日部女子高校の教諭は10月9日、知人と居酒屋で飲酒し、午後11時ごろにさいたま市の商業施設店舗内で客の20代女性のスカートの中をスマートフォンで撮影。大宮署に県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。「衝動的にやった」と話し、示談が成立しているという。
上尾市立上平中学校の教諭は6月13日に知人らと飲酒した後、春日部市内の歩道で20代女性に後ろから抱き付いて体を触った。春日部署が10月22日に教諭を強制わいせつの疑いで逮捕。11月11日にさいたま地検に起訴された。
また、東部地区の公立中学の女性教諭(63)は8月24日、担任していた特別支援学級の2年の男子生徒に対し、「小学校で通常学級に入れたのは、たまたまだ」「言葉の意味が分からねえんじゃないの」などと暴言を発して戒告処分を受けた。男子生徒が教諭から、他の生徒と比較する発言をされるなどし「嫌な思いをした」と訴えたことから、保護者がICレコーダーを持たせ発覚した。
南部地区の県立高の男性教諭(35)は担任や部活顧問をしていた女子生徒を昨年7月から頻繁に自身の車で家まで送り、今年9月5日までに、髪をなでたり、抱き寄せたりするなどして停職3カ月の処分を受けた。教諭は「生徒が学校生活を頑張っていたので髪をなでたりした。親が子どもに接する感じで、性的な意味はなかった」と述べた。
また、西部地区の県立特別支援学校の男性教諭(57)は今年1月にバイクを運転中、自転車の60代女性と衝突し左手骨折のけがを負わせたとして、戒告処分を受けた。