すき家強盗の男、店員に粘着テープ渡し…もう一人の店員を縛らせる 客が来店して男逃走、容疑で逮捕/行田
2020/11/20/00:00
9月に埼玉県行田市の飲食店など2店舗に押し入ったとして男が逮捕された事件で、県警捜査1課と行田、上尾、鴻巣署の合同捜査班は19日、強盗未遂と建造物侵入の疑いで、加須市中種足、無職の男(38)=強盗致傷罪などで起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年10月31日午前4時44分ごろ、鴻巣市天神1丁目の牛丼店「すき家鴻巣店」に侵入、男性店員(24)に包丁を突き付けて「出せるお金はあるの」などと脅迫し、現金を奪おうとした疑い。
同課によると、男は別の男性店員(35)に粘着テープを渡して、24歳の男性店員を縛らせるなどしたが、客が来店したこともあって何も取らずに逃走した。
県警は9月、行田市内の飲食店とコンビニエンスストアに押し入ったとして、強盗致傷容疑などで男を逮捕。供述などから、昨年10月の牛丼店での犯行を特定した。
男は容疑を認め、「やった理由は今は思い出せない。当時は借金が200万円ぐらいあった」などと供述しているという。
昨年11月に上尾市の牛丼店で発生した強盗事件への関与もほのめかしており、県警が裏付けを進める。