<新型コロナ>1人死亡、115人感染 さいたま、越谷で家庭内感染 川口や草加などの医療機関でも広がる
埼玉県などは22日、新型コロナウイルスに感染していた男性1人が死亡、新たに115人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が80人、さいたま市19人、川口市8人、川越市2人、越谷市6人。
これまでに確認された感染者は7614人(チャーター便帰国者含む)、死者は132人(22日午後6時現在)。
21日午後9時時点の重症者は17人、感染者の入院は513人、ホテル療養182人、自宅療養134人。退院・療養終了は6367人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~80代の男女51人。重症者はいなかった。草加市の産婦人科クリニック「茂呂マタニティースクエア」では40代女性医療従事者の陽性が分かり、同施設関連の感染者は計12人となった。
21日に陽性が分かったいずれも富士見市に住む70、80代の男女5人は同じ県内医療機関の入院患者。同医療機関では21日、富士見市の20代女性医療従事者の感染が判明しており、同医療機関の関係者は計6人となった。
さいたま市によると、市内の医療機関に入院していた男性が20日に死亡した。死亡後の21日に感染が判明したという。遺族の意向で年代などの情報は明らかにしていない。市内の死者は14人目。感染が判明したのは10歳未満~70代の男女19人。10代の小中学生を含む5人は9人家族で既に3人が陽性だった。1人は陰性。このほかに家族、同居人の感染が8人だった。感染経路不明は5人。
川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女8人。50代女性は市内の医療機関に勤務する医療従事者で、感染は3人目。ほか2人も職場の同僚に陽性者がいた。
川越市によると、新たに感染が判明したのは20代と40代の女性会社員2人。いずれも現在、入院調整中で症状は安定しているという。
越谷市によると、感染が判明したのは20~60代の男女6人。4人は家庭内感染、2人は職場に陽性者がいた。