さいたま市、個人情報引き出された可能性 不正アクセス受けた被害の会社、4講座の申し込みで利用
2020/11/23/00:00
オンラインチケット販売会社「ピーティックス」が不正アクセスを受け、最大677万件の個人情報が引き出されたとされる問題で、埼玉県のさいたま市は22日、市の男女共同参画推進センターが所管する四つの公募型共催事業や市民企画講座で、同社を利用していたと発表した。4講座を申し込んだ人が被害を受けている可能性があるという。
市人権政策・男女共同参画課によると、対象となるのは、いずれも本年度実施している「レインボーSAITAMA大学」(9回各定員25人)▽「産後ママのためのHealth Action」(6回各定員12人)▽「まんなかラボ緊急企画 今さら聞けない?だけど聞きたい!オンライン運営相談会」(1回定員100人)▽「Women’s health講座」(2回各定員10人)。実際の参加人数は実施している三つの市民団体に確認を進めている。
講座を応募していた同課職員宛てに21日夜、同社から不正アクセスを知らせるメールが届き、判明した。同課は「本講座に参加を申し込みいただいた方に、多大なご迷惑とご心配をお掛けし、深くおわびします」としている。